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すごく調子が乗っているとき(=猛進しているとき)、僕たちは寝食を忘れてなにかに取り組むことができます。でも、自分のポテンシャルを信じつつも(=やればできると思いつつも)、なんとなく行動する気力が起こらず、モジモジしていることもあります。そして時に、僕たちは周囲の状況に絶望し(=自分に世界は変えられないと感じ)、無気力になることだってあります。この「3つの精神状態」を図示すると、以下のようになるでしょう。
部下とのやりとりや、子育ての文脈においてはもちろん、それぞれの壁を乗り越える具体的な方法を自分なりに理解しておくことは、自分のパフォーマンス向上にとって、とても重要なことだと思います。なによりも、僕自身のために、以下にまとめておこうと思います。 ●無気力の壁を乗り越える3つのポイント 『無気力の心理学』(中公新書)の内容を参照しつつ、以下に3つのポイントとして整理します。まず、無気力は「獲得されるもの」であるという視点が重要です。無気力を生み出す「どうせだめさ」という「無力感」の反対は「効力感」です。つまり、無気力を脱するには、効力感を高めるような施策を打てばよいというわけです。 1.他者の役に立っているという実感を重ねる 発達心理学の知見によると、人間とは本来、周囲の環境に対して自分の影響力を発揮したいと考えており、たえず、そうした環境と「交渉」している存在です。「自分は環境を変えることができる」という実感を持つには、「誰かを笑わせる」というレベルで構わないので、小さな「成功経験」を重ねることが重要だと思われます。 誰かに「楽しませてもらう」のを待つのではなくて「誰かを楽しませたい」という心理状態に自分を置くことができれば、無気力からの脱出に成功したといえるでしょう。小さなギャグで他者を笑わせたりするだけでなく、誰かの大切な日に、プレゼントやカードを贈ったりするだけで、人間は元気になれる生き物なのです。 2.自分のことは、自分で決められるという実感を得る 僕たちは、日々、自分の行動を統制するため、多くの決断をしています。このとき、決断の基準が「そうしないと駄目だと、上司からいわれているから」といった「外部基準」ではなくて、「自分として、そうあるべきだと思うから」といった「内部基準」であることが重要です。 ここで無視できないのが「知識」です。ビジネスなどの知識を、ある程度まで体系的に学んでいる人は「こうあるべき」という基準を、自分の内部に構築しています。仮にそれが上司から与えられた外部基準であったとしても、それを自分のものとして消化して、内部基準に変えることもできるでしょう。 3.失敗の原因を「能力不足」ではなく「努力不足」と考える 失敗の原因を「能力不足」としてしまうと、人間は無気力になってしまいます。持って生まれた能力を高めることも可能ではありますが、それには普通、相当な時間がかかるからです。これに対して、失敗の原因を「努力不足」だと考えることができれば「努力をすればなんとかなる」わけで、問題の焦点を「努力するか、しないか」に当てることができるでしょう。 「うまく行かないのは、努力不足にすぎない」と感じるための鍵になるのは、課題を細かくブレークダウンして、大きくて困難な課題であっても、自分にもこなせる小さな課題の集合としてとらえることです。「やるか、やらないか」という話であれば、それはもはや「無気力」の問題ではなく、「やる気」の問題です。 ●やる気の壁を乗り越える3つのポイント やる気を高める(動機づけ)に関しては、多くのことが解っている反面、つねに「何かが抜けている」と感じさせる不完全なものではあります。とはいえ、僕たちは「解っていること」を足がかりとして、意識的にできることは意識的におこなうしかないわけで、そんな中からポイントを3つ取り上げておこうと思います。 1. 成功の予感を持つこと 「エベレスト山頂に立つ」というような「今の自分の力では、とても無理に感じられること」に、チャレンジする気力を得るのは困難です。人間は「がんばれば、成功させることができそうだ」という「予感」がないことには、やる気を起こせないのです。 ここで大切なのは、目標に至る戦略(=現在地と目的地を結び付けるルート)の立案です。相当困難な目標であっても、戦略次第では、達成が可能になることもあります。エベレスト山頂にだって、ヘリコプターで目指せば実現できるかもしれません(2005年5月14日に、AS350B3が実際に成功している)。 はじめは成功の予感が得られないような困難なチャレンジでも、戦略立案のために「取りえるアクション」を洗い出し、それを評価する活動を繰り返すうちに、気分が変わってくるものです。 2. 得られる結果に興味・関心を持つこと そもそもエベレストに興味がない人に「エベレスト山頂をめざせ」と言っても無駄です。人間は、チャレンジの結果として得られるモノが、自分にとって「つまらないもの」であれば、そのチャレンジに「やる気」を感じることはできません。 どうしても、自分の興味や関心が持てないことにチャレンジしなければならない場合、どうすればよいのでしょうか?そんなとき、個人的には「その分野に命をかけている人」の話を読んだり、聞いたりするようにしています。誰かが「面白い」と思っていることであれば、自分はその「面白さ」を理解していないだけだと考えられるからです。 3.目的や意義を、周囲の人に理解してもらうこと 何事も、だれかに応援してもらうと勇気がでます。特に、自分の「やる気」が落ちているときに、そのチャレンジの意義を誰かに高く評価してもらったりすると、本当に嬉しくなります。そのためには、そもそも自分が何をやろうとしているのかを、周囲の人に知ってもらうことが必要です。 別の側面からは、このように周囲の人に自分のチャレンジを理解してもらうことは、いわゆる「有言実行」というやつで、ビジネスの世界では「不言実行」よりもずっと価値のあるものとされます。人間は、他者から「一環している」と思われたい生き物なので、いちど「やる」と宣言したチャレンジからは容易には逃げられず、これが自分へのポジティブなプレッシャーになるからです。 ●まとめ 人間のパフォーマンスを向上させるには「無気力の壁」と「やる気の壁」を超えなければならない。この鍵となるのは「他者の役に立っているという実感」「自分のことは、自分で決められるという実感」「失敗の原因を努力不足とすること」「成功の予感を持つこと」「得られる結果に興味・関心を持つこと」「目的や意義を、周囲の人に理解してもらうこと」だと思われる。 (これから、ラジコンを作り・・・ません。原稿を書きますよ!) 面白いこと、色々 ●メルマガ『人材育成を考える』もよろしくお願いします。 ●twitterもやってます:http://twitter.com/joesakai
by NED-WLT
| 2010-12-06 21:48
| ちょっぴり経営学
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